1947-11-13 第1回国会 衆議院 予算委員会 第20号
いま一つの少年保護團體の問題でありますが、これは御承知の通り最近道義頽廢の結果、大分警察の厄介になつておる。ところが特にはなはだしいのは、少年でる。これらのものが法によつていずれも處斷されて、各方面でごやつかいになつておりますが、これが二十年におきましては、少年保護法第一項八號の處分、いわゆる國立少年收容所に入れられるものが千七百七十三名でありました。
いま一つの少年保護團體の問題でありますが、これは御承知の通り最近道義頽廢の結果、大分警察の厄介になつておる。ところが特にはなはだしいのは、少年でる。これらのものが法によつていずれも處斷されて、各方面でごやつかいになつておりますが、これが二十年におきましては、少年保護法第一項八號の處分、いわゆる國立少年收容所に入れられるものが千七百七十三名でありました。
第一番に、ただいままで十名餘りの方々の贊否の御意見を承りましたが、道義頽廢の今日に、道義頽廢を救うことを中心として論議された方の少かつたことを遺憾に存じます。第二、静岡縣の師範學校の杉山さんが國民感情の上からとは言いながら、九十二名までは家督相續の廢止に反對の意見だという調査報告がありました。まことに意に強うするものとして喜びにたえません。
この際日本といたしましては、殊に道義頽廢の今日、婦人勞働者が家庭に歸つて大いに修養すべきではないか。最近の婦人の状態を見ますと、私共非常に憂慮に堪えないような點が窺われる。こういうことを申しますると、舊體制の保守主義のように見えまするが、必ずしもそういう意味でなくいたしまして、勞働界整理の第一は婦人が家庭に歸る時期ではないか、こう考えますが、この點に關しまする國務相の御意見を伺いたいと思います。
御承知のごとく日々の新聞紙上は、その三面記事をにぎわし、しかも惨酷なる犯罪がいたるところに起り、道義はほどんどすたれており、従いまして現政府は道義頽廢を憂うるのあまり、精神運動まで起さんといたしております。
從つてこの規定を削除したからといつて、急に姦通はしほうだいという氣持になつて、道義頽廢の風潮になるとはみておらないのであります。
ただ私一個の考えといたしましては、これを削除することによつて、現在の道義頽廢の拍車をかけるものであるという御議論に對しては承伏しがたいのであります。